文庫で出ていたので「あれ?書き下ろしかな、、」と思って買ったら2010年に発売された物を文庫化したものだった。著者である水野学さんは、あの国民的人気キャラクターである「くまモン」の生みの親でもあります。本書は、そんなアートディレクターである著者がいかにアイディアを生み出すのか?アイディアの接着剤という視点で綴ってあります。
まぁ正直に言いますと、ボクの中ではピンと来なかった印象があります。
それは何故かと言いますと、本書の中に貫くものがなかった。例えば、名著「アイディアのつくり方」ではアイディアを作る方法が主たる目的であった。神田さんの「考具」はアイディアを考える術がメインテーマであった。で、本書は何か?というと、自伝的な本なのか、それともアイディアの本なのかよく分からなかったわけです。たぶん、アート系の仕事に付いているなら「うんうん、そうだよね」といった感想を抱くでしょうが、即戦力で無い事は確かです。
ただ、気になった部分は何カ所かあったので、その部分を少し紹介しておきます。
これはどのアイディア術の本にも書いてありますし、本書でも共通の事です。
商品力+シズルの演出×時代性=ヒットの法則。
まぁ正直に言いますと、ボクの中ではピンと来なかった印象があります。
それは何故かと言いますと、本書の中に貫くものがなかった。例えば、名著「アイディアのつくり方」ではアイディアを作る方法が主たる目的であった。神田さんの「考具」はアイディアを考える術がメインテーマであった。で、本書は何か?というと、自伝的な本なのか、それともアイディアの本なのかよく分からなかったわけです。たぶん、アート系の仕事に付いているなら「うんうん、そうだよね」といった感想を抱くでしょうが、即戦力で無い事は確かです。
ただ、気になった部分は何カ所かあったので、その部分を少し紹介しておきます。
●くまモン作者が綴るアイディア術。
これはどのアイディア術の本にも書いてありますし、本書でも共通の事です。
アイディアは既存の物の組み合わせでしかない。その上で本書では、
アイディアを生み出すためには大量のインプットが必要。と言っています。例えば、著者はテレビを見る事そして「これは何だ?」と思う事を頭の中に貯金しておく事の大切さを取ります。テレビは一見すると無用な物として扱われがちですが、著者は「ミヤネ屋」など様々番組を見るそうです。本書では「見まくる」と綴ってあります。
商品力+シズルの演出×時代性=ヒットの法則。
イノベーションとは、「新しいもの」を生み出すことではありません。「今あるもの」と「今あるもの」を組み合わせて、「新しいもの」に変えることです。「アイディアが見つからない」と困っている人は、考えるのをやめて、外に出ましょう。まず知識を呼び込みましょう。たくさんのアイディアのかけらを集めることから始めましょう。パソコンは1日3時間にするという提案も興味深かった。アート系の学生が読むには、お手頃で良いと思います。ちょっと読み難いかな?