まだ確定ではありませんが、これを書いている2014年の12月7日時点で邦画ナンバーワンは本作です。劇団ひとりさん原作の同名小説を本人自らが出演&監督を勤める。キャストには大泉洋さん、そして柴咲コウさんを起用。
基本、芸人さんの映画って素人+α的な評価が多いですが、これは普通の邦画として見た場合も評価は高いです。ある男をめぐる出生の秘密を巡るタイムスリップ物と簡単に要約してしまうけれど、確かに細部に見れば粗はあるんでよね。でもそれを補う土台がしっかりとしているわけです。
●あらすじ。
39歳で夢や希望もなく、何となくマジックバーで働いている轟晴夫。父親は女を作って蒸発し、母親の所在も分からない。そんな彼の元に警察から一本の電話が鳴った、それは父親である轟正太郎が亡くなったという知らせだった。話によれば、父親は電車の高架下でホームレスをやっていたらしい。そこで見つかった父親と赤ん坊だった自分の写真。こんな写真を持ちやがって、、悲しみと怒りが同時にこみあげてくる。そんな時、晴夫の元にカミナリがドンっ!目をさますと、そこは昭和48年の浅草だった。そして、そこで自分の出生の秘密を知る事になるのだが、、。
●感想。
まず冒頭のシーンが凄いですよね。晴夫演じる大泉洋さんのマジックをノーカットで撮る。噂によれば。3ヶ月練習してのべ80テイクぐらい撮影したそうです。そして、昭和48年の浅草のカット。そこに再現された昭和の世界観にやられます。で、場面は展開して晴夫は雷門ホールという場所で働くわけですが、そこに現れたのが自分の実の母親である花村悦子だったわけです。
悦子は既に妊娠していて、半年後に自分が生まれる、そして現れた若き日の父親。晴夫はペペという名前で父親とコンビを組む事になるわけです。次第に人気を集めるが、ある時、父親はコンビ解消を申し出る。それは晴夫の出生に関する事と関係してくるわけですが、そこで母親の真実を初めて知るわけです。
ただ、ここが細かい指摘ですが、母親である悦子が完璧な人間なんですよね。何の問題もない理想的な母親像。あまりに奇麗すぎるという一面はあると思います。
で、悦子が入院した日。父親である正太郎が病室にやって来て紙でバラを折るわけですが、ここが最後で伏線として上手く生きるわけです。これは聞いた話ですが、マジシャン的には伏線を事前に知ってニャリとするポイントらしいです。(↑のブルーレイのジャケットになっているシーンですね。)
青天の霹靂、実は憎んでいた両親が実は自分の事を愛していた、悦子が晴夫から聞いた未来、「チョコレート食べちゃだめだよ」という台詞を聞いて、本当に泣きそうになった。そして最後の最後で重要なマジックが仕掛けられていたという話。そしてミスチルのED曲が流れる。もうね、泣かないわけがない。確かに、お涙頂戴的な事は事実だけれど、こういうベタなやつ好きだわ〜。
基本、芸人さんの映画って素人+α的な評価が多いですが、これは普通の邦画として見た場合も評価は高いです。ある男をめぐる出生の秘密を巡るタイムスリップ物と簡単に要約してしまうけれど、確かに細部に見れば粗はあるんでよね。でもそれを補う土台がしっかりとしているわけです。
●あらすじ。
39歳で夢や希望もなく、何となくマジックバーで働いている轟晴夫。父親は女を作って蒸発し、母親の所在も分からない。そんな彼の元に警察から一本の電話が鳴った、それは父親である轟正太郎が亡くなったという知らせだった。話によれば、父親は電車の高架下でホームレスをやっていたらしい。そこで見つかった父親と赤ん坊だった自分の写真。こんな写真を持ちやがって、、悲しみと怒りが同時にこみあげてくる。そんな時、晴夫の元にカミナリがドンっ!目をさますと、そこは昭和48年の浅草だった。そして、そこで自分の出生の秘密を知る事になるのだが、、。●感想。
まず冒頭のシーンが凄いですよね。晴夫演じる大泉洋さんのマジックをノーカットで撮る。噂によれば。3ヶ月練習してのべ80テイクぐらい撮影したそうです。そして、昭和48年の浅草のカット。そこに再現された昭和の世界観にやられます。で、場面は展開して晴夫は雷門ホールという場所で働くわけですが、そこに現れたのが自分の実の母親である花村悦子だったわけです。悦子は既に妊娠していて、半年後に自分が生まれる、そして現れた若き日の父親。晴夫はペペという名前で父親とコンビを組む事になるわけです。次第に人気を集めるが、ある時、父親はコンビ解消を申し出る。それは晴夫の出生に関する事と関係してくるわけですが、そこで母親の真実を初めて知るわけです。
ただ、ここが細かい指摘ですが、母親である悦子が完璧な人間なんですよね。何の問題もない理想的な母親像。あまりに奇麗すぎるという一面はあると思います。
で、悦子が入院した日。父親である正太郎が病室にやって来て紙でバラを折るわけですが、ここが最後で伏線として上手く生きるわけです。これは聞いた話ですが、マジシャン的には伏線を事前に知ってニャリとするポイントらしいです。(↑のブルーレイのジャケットになっているシーンですね。)
青天の霹靂、実は憎んでいた両親が実は自分の事を愛していた、悦子が晴夫から聞いた未来、「チョコレート食べちゃだめだよ」という台詞を聞いて、本当に泣きそうになった。そして最後の最後で重要なマジックが仕掛けられていたという話。そしてミスチルのED曲が流れる。もうね、泣かないわけがない。確かに、お涙頂戴的な事は事実だけれど、こういうベタなやつ好きだわ〜。