前著「村上式シンプル英語勉強法」に続く第二弾です。英語は大人になっても勉強できるというセンセーショナルな事が話題になりましたが、本書はもっと凄いです。まず読む前に「まぁGoogle日本法人の元社長だから、GmailとかGoogleカレンダーで仕事の効率化を教える本なんでしょ?」と甘くみていた。

はっきり言う、これは全てのビジネスマンが読むべきだと。特に、グローバル=英語だ。というバカなビジネスマンは衝撃を受ける。本書のあらすじを簡単に説明すれば、方法では普遍的な原則が書いてある。

勿論、本書にも英語の重要性は言われているけれど、本当に今日本人が学ばなければならないのは、普遍的な原則ではないか?例えば、本書ではビジネスとは無縁に思える「キリスト教」や「仏教」などについて触れられている。アメリカで最も普及しているのは「キリスト教」(※面倒なので宗派は割愛)です。

なので、その背景を知る事によって対応がまったく違うわけです。

たぶん、日本人でも「アダムとイブが禁断の果実を食べて神様の怒りをかった」という話は聞いた事があるかもしれない。(ドラえもんの「のび太の創世日記」の冒頭にも少し出てくるけれど、、)仏教に関しても日本人は何となく「我々は仏教徒だ」なんて思っているけれど、実は今普及している仏教はブッダの教えとは少し違うらしい。

我々は無意識にビジネスは儲ける知識を身につければいいと思っているけれど、実は哲学だったり宗教。その普遍的な部分が大切だと思います。例えば、最近ボクが読んだ本に何度も登場している「リベラルアーツ」という言葉。基礎教養と解釈できるけれど、今だからこそ普遍的な知識を持ったものが勝てるのかもしれまんせん。

村上さんは薄い本で良いから読んでみな、、と言ってますが、これを読んだから価値観のノックアウト間違い無しです。