世間的に、ここ最近の名作と称される「ロボとーちゃん」よりも、個人的にはこちらがの方が好きです。ロボとーちゃんも良いんですが、あまりにもお涙頂戴的な演出があまり好きではないんですよね。で、本作の方が良い理由はずばり「ナンセンスさ」です。設定的には超ぐだらないんですよ。A級グルメ対B級グメルの戦い。そこに、しんのすけ達「カスカベ防衛隊」が関わって行くという物語。
本作のテーマはずばり「友情」だと思います。少しネタバレになりますが、ソースを運搬中にある事件によって、カスカベ防衛隊の解散、ひいては、しんのすけたちの友情が崩れるシーンがあるんですが、ある事をきっかけに仲直りするシーン。
で、本作が貫いている部分があるとすれば、B級とかA級とか関係なく、食べ物はみんなでワイワイ良いながら食べると楽しいんだよ。という普遍的な価値観を提供しているわけです。最後に、しんのすけたちが歌を唄いながら「やきそば」を作るっていうシーンがあるんですが、そこで流れる音楽が好きです。
ただ、本作で一番問題があるとすれば、そのやきそばのケンさんですよね。この人、本編中でほぼ活躍しないし、殆ど台詞も無い。大事な所では敵にあっけなくやられてしまう。最後まで見せ場無しっていうね。「しょうがの紅子」に至っては、えっケンさんの愛人?って思いました。その愛人っていのが確実に昭和の女なんですよね。(笑)
近年稀に見るクレしん劇場版の傑作だと思います。
●あらすじ。
春日部で開催されていたB級グルメカーニバルというイベント。しんのすけたち5人は親に内緒で評判の焼きそばを食べに行く事を計画していた。しかし会場では、B級グルメ撲滅を目論むA級グルメ機構が会場を占拠していた。そして道中に謎の女性「しょうがの紅子」から、ケンさんの焼きそばに使われる秘伝のソースを託される事になる。A級グルメ機構の敵に遭遇しながらも、しんのすけたちはケンさんの焼きそばを食べる事ができるのか?●感想。
まず率直な感想を言えば、「超ぐだらないです」。ただ、めっちゃ面白いです。確かに、今までのクレヨンしんちゃん映画って凄い世界観があったじゃないですか?例えば、代表的な例が「オトナ帝国」で「オトナになる事の意味、現代を生きる覚悟」ですよね。笑い系の作品でもダークでファンタジーな世界観が印象的な「ヘンダーランド」だったり。本作はそれほど世界観はないです。深いテーマも扱ってないですが、実は根の部分では深い世界観があるっていう凄さがあるわけです。本作のテーマはずばり「友情」だと思います。少しネタバレになりますが、ソースを運搬中にある事件によって、カスカベ防衛隊の解散、ひいては、しんのすけたちの友情が崩れるシーンがあるんですが、ある事をきっかけに仲直りするシーン。
で、本作が貫いている部分があるとすれば、B級とかA級とか関係なく、食べ物はみんなでワイワイ良いながら食べると楽しいんだよ。という普遍的な価値観を提供しているわけです。最後に、しんのすけたちが歌を唄いながら「やきそば」を作るっていうシーンがあるんですが、そこで流れる音楽が好きです。
ただ、本作で一番問題があるとすれば、そのやきそばのケンさんですよね。この人、本編中でほぼ活躍しないし、殆ど台詞も無い。大事な所では敵にあっけなくやられてしまう。最後まで見せ場無しっていうね。「しょうがの紅子」に至っては、えっケンさんの愛人?って思いました。その愛人っていのが確実に昭和の女なんですよね。(笑)
近年稀に見るクレしん劇場版の傑作だと思います。