まず言っておくと、ここ数年の密室サスペンス作品としては傑作です。いゃー面白かったっっ!!やはり9.11以降、こういう飛行機のパニック物は描くのが難しくなってくる。日本人ならまだしも、当時をリアルタイムで経験したアメリカ人は敬遠するのかもしれない。それこそ、飛行機系で言えば最近の作品は「ユナイテッド93」をどうしても意識してしまう。その昔の飛行機物の傑作としては、やはり「エアフォースワン」が名作ですよね。本作は何と言ってもサスペンス要素、ミステリー要素の素晴らしさを挙げたいです。
とにかく、ショートメッセージの使い方が上手いですよね。ただ、スマホの画面を描写するのではなく、リルタイムで表示されていくような演出。やっぱり率直な感想としては「うわ〜こぇ〜」ですよね。最強の親父リーアム・ニーソンも好きだけど、ニューヨーク市警役の コリー・ストールもいい味出してるよね。
●あらすじ。
航空保安官である主人公のビル・マークス(リーアム・ニーソン)はニューヨーク発のロンドン行きの便に乗っていた。特に問題もない日常のフライトだった。しかし、飛行機が大西洋上空にさしかかった時、マークスの携帯電話に差出人不明のメールが入る。そのメールには「指定の口座に1億5000万ドル送金しなければ、20分ごとに機内の誰かを殺害する。」と書かれていた。イタズラだと思っていたマークスだったが、20分毎に本当に乗客が殺害されていく。犯人は誰か、マークスと乗客の運命とは、、、。●感想。
まず最後まで犯人が分からないというドキドキ感がたまらない。次々に届くショートメッセージ。そして殺されていく乗客。いっぽう地上では航空保安官のマークスがテロリストとして報道されてしまう。乗客の荷物を調べても、乗客を1人ずつチェックしても見つからない犯人。そして機内には、乗員乗客全ての命に関わるある物が仕掛けられていた。ボクは中盤まで「あれこれ完結するのか?」と思ってました。最近の作品で割と多いのが、「実は犯人は主人公」パターンと、「陰謀論」パターン。もしかして?と思いましたが、本作の良い点はちゃんと作品として完結している事です。ある事をきっかけにマークスを犯人を特定するわけですが、そこで背筋がゾワゾワってしまうよね。うわぁぁ〜こういつが犯人だったのか!!という感じ。そして、最後には命をかけた緊急着陸。そこのCGも派手です。とにかく、ショートメッセージの使い方が上手いですよね。ただ、スマホの画面を描写するのではなく、リルタイムで表示されていくような演出。やっぱり率直な感想としては「うわ〜こぇ〜」ですよね。最強の親父リーアム・ニーソンも好きだけど、ニューヨーク市警役の コリー・ストールもいい味出してるよね。


