この本は凄いです。それは本書の内容ではなく別の意味で、です。例えばお膝元である中国や香港では、ファーウェイってこんなに凄い会社だったのかっ!という驚きはあると思いますが、まず日本人にとっては「ファーウェイ」が何の会社かも定かではない。ちなみに、ボクが現在使っているスマホはファーウェイの「Ascend Mate7」なので、(ああ〜あのスマホを使っている会社なのか!)と理解できますが、殆どの人は名前すら知らない。
確かに、フォーチュンが発表する世界企業ランキングとかブランドランキングで上位に来ているので、世界的に見れば浸透しているのかもしれませんが、日本での知名度は、とんと無い。簡単に要約すれば、ファーウェイは通信機器の会社で、例えば、携帯の基地局に使われるて通信機器であったり、通信の裏方、、と言えば通りがいいでしょうかね。
で、本書はそんなファーウェイに焦点を当てた本です。まず何よりファーウェイが優れている点は、本書のタイトルにもあるように世界最大の未公開企業であるという事です。通常の企業であれば、創業者が株式の過半数を持って大金持ちになる。というのが定例ですが、創業者である任氏の持ち株比率は1%台にすぎない。残りの99%が全世界18万人の社員が保有しているわけです。
たった2万元から立ち上げた会社。それが世界170カ国でビジネスを展開する世界でも最大規模の通信機器メーカーとなったわけです。
ただね、確かに題材は面白いけれど、あえて日本人が読む必要があるのか?という問題もあるわけです。例えば、サムスンのように対Appleとの戦いがあったわけでも、任天堂のように横井軍平、宮本茂といったエピソードがあるわけでもない。商品の写真も殆どなく、淡々と綴られている。
本書が一つ優れている点があるとすれば、本書タイトルにもあるように「冬の時代は必ずやってくる」という精神ですよね。例えば、社員を大量に解雇する(実質的に再度雇用するけれど、、)それは平社員に限らず、トップである任氏も例外ではない。凄い会社なんだけど、凄さは伝わらない凄さ。
一つ最後に言うと、ファーウェイという馴染みの無い企業を題材に扱っているにも関わらず、本書の価格が2000円近いという事です。これは残念ですね。いったい誰をターゲットにしているんだろう、、。
確かに、フォーチュンが発表する世界企業ランキングとかブランドランキングで上位に来ているので、世界的に見れば浸透しているのかもしれませんが、日本での知名度は、とんと無い。簡単に要約すれば、ファーウェイは通信機器の会社で、例えば、携帯の基地局に使われるて通信機器であったり、通信の裏方、、と言えば通りがいいでしょうかね。
で、本書はそんなファーウェイに焦点を当てた本です。まず何よりファーウェイが優れている点は、本書のタイトルにもあるように世界最大の未公開企業であるという事です。通常の企業であれば、創業者が株式の過半数を持って大金持ちになる。というのが定例ですが、創業者である任氏の持ち株比率は1%台にすぎない。残りの99%が全世界18万人の社員が保有しているわけです。
たった2万元から立ち上げた会社。それが世界170カ国でビジネスを展開する世界でも最大規模の通信機器メーカーとなったわけです。
ただね、確かに題材は面白いけれど、あえて日本人が読む必要があるのか?という問題もあるわけです。例えば、サムスンのように対Appleとの戦いがあったわけでも、任天堂のように横井軍平、宮本茂といったエピソードがあるわけでもない。商品の写真も殆どなく、淡々と綴られている。
本書が一つ優れている点があるとすれば、本書タイトルにもあるように「冬の時代は必ずやってくる」という精神ですよね。例えば、社員を大量に解雇する(実質的に再度雇用するけれど、、)それは平社員に限らず、トップである任氏も例外ではない。凄い会社なんだけど、凄さは伝わらない凄さ。
一つ最後に言うと、ファーウェイという馴染みの無い企業を題材に扱っているにも関わらず、本書の価格が2000円近いという事です。これは残念ですね。いったい誰をターゲットにしているんだろう、、。