マットデイモンの作品は殆ど見ているほど好きです。本作は盟友ガス・ヴァン・サントとの「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のタッグが再び実現した。とあるように、布陣としては文句無しです。簡単なあすらじを説明すれば、シェールガスの権利を獲得する主人公視点で、アメリカが抱えるエネルギー問題の本質を描いた作品です。脚本マットデイモンという事で、かなり力が入っている事は分かりますが、正直に言うと「何故、このタイミングで?」という思いでいっぱいです(※理由は後で語ります)。
たぶん本作は公開当時のアメリカ人がアメリカ人視点で見るから意味があって、日本人が見ても「うーん」と思うのが本音です。少し本編の話をすれば、序盤は助長ですが、後半にかけて盛り上がってくる。特に、住民の是非を問う最後のマットデイモンのスピーチは見物です。ただ、これはアメリカの闇といいますか、環境活動家のダスティンが実は、、という展開は少し背筋がぞわぞわとしました。そして最後にスティーヴが出した決意には、個人的には納得できるものでした。ただ、本作は楽しいとか面白いとか以前にアメリカ社会に問いかける映画なので、日本人が見てもそれほど面白くはないです。
大人の映画ですね。
●あらすじ。
大手エネルギー会社の幹部候補であるスティーヴ(マット・デイモン)は、マッキンリーという農場以外はなにもない田舎町に、やってくる。彼の役割は農場の権利者から開発の権利を安く買い上げる事だった。最初は簡単な仕事だと思っていたスティーヴだったが、環境活動家を名乗る環境活動家(ジョン・クラシンスキー)が、シェールガスの掘削による環境破壊を訴え始める。環境かお金か。そして最後の集会で出された住民たち、そしてスティーブの決断とは、、?●感想。
まず本作がアメリカで公開されたのが2012年です。そして今年が2015年。はっきり言って何故?という思いでいっぱいです。2012年に本作が公開された時は本作の必要性があったわけです。当時のアメリカはシェールガスの掘削ブームによって開発業者が乱立し、確かに環境問題に対する批判もあったわけです。でも今年2015年。NHKのクローズアップ現代でも放送されてましたが、原油やガスの急激な価格下落によって、アメリカのシェールガス掘削業者は相次いで破産している。その現状を踏まえた上で、このタイミングでDVD化した意味が分かりません。たぶん本作は公開当時のアメリカ人がアメリカ人視点で見るから意味があって、日本人が見ても「うーん」と思うのが本音です。少し本編の話をすれば、序盤は助長ですが、後半にかけて盛り上がってくる。特に、住民の是非を問う最後のマットデイモンのスピーチは見物です。ただ、これはアメリカの闇といいますか、環境活動家のダスティンが実は、、という展開は少し背筋がぞわぞわとしました。そして最後にスティーヴが出した決意には、個人的には納得できるものでした。ただ、本作は楽しいとか面白いとか以前にアメリカ社会に問いかける映画なので、日本人が見てもそれほど面白くはないです。
大人の映画ですね。


