スイスのブランド力。例えば、時計で言えばスウォッチが傘下に持つ、「ブレゲ」や「オメガ」といった名門の時計ブランド。一時は日本が席巻した時計産業も今や中国の台頭によって、日本は苦しめられている。その一方で快進撃を続けるスイス。たった700万人の人口にも関わらず、冒頭の「スウォッチ」や食品分野で世界最大のネスレ。そういった企業がスイスで発展した理由をブランドという括りが綴ったのが本書です。大きく説明すれば、日本の産業が衰退してスイスが反映しているのか?というと、つまりはブランド戦略であると本書には綴ってあります。ブレゲやオメガもそうですが、買収したブランドを無理に変えるのではなく、社名やブランドを残して活かす。
本書で面白かった話として、トヨタのレクサスの例があります。日本ではカローラ1台を売っても数十万円の利益しか出ない。そこで誕生したのが高級車ブランドの「レクサス」。今やトヨタの営業利益の7割をこういった高級路線。または北米事業が担っているわけです。
EUの発展によって、低賃金の労働者が入ってきたり全世界的なデフレの影響もあって、かつてのような黄金期ではない。ただ、スイスが何繁栄しているのか?という点では面白かったです。ただ、これはブランドというよりも、スイスはなぜ小国でも繁栄しているのか?という部分が本書の主題だと思いました。
本書で面白かった話として、トヨタのレクサスの例があります。日本ではカローラ1台を売っても数十万円の利益しか出ない。そこで誕生したのが高級車ブランドの「レクサス」。今やトヨタの営業利益の7割をこういった高級路線。または北米事業が担っているわけです。
EUの発展によって、低賃金の労働者が入ってきたり全世界的なデフレの影響もあって、かつてのような黄金期ではない。ただ、スイスが何繁栄しているのか?という点では面白かったです。ただ、これはブランドというよりも、スイスはなぜ小国でも繁栄しているのか?という部分が本書の主題だと思いました。