アイアンマンは現時点で3作品あるけれど、個人的には1作目が一番好きです。基本的に、日本人あるあるかもしれませんが、アメコミのヒーロー物っていうのはあまり好きではない。特に、アメリカでは絶賛されているスパイダーマンがボクの中では「そんなに面白いか?」という思いがあるわけです。でも本作が好きです。色々と理由がありますが、アイアンマンの良さって社会を背負っている事なんですよね。ただ、スーパーマンが出て来て敵を倒す。それがアメコミ風な悪者だったりね。世界は平和になりました。じゃんじゃん。みたいな作品は好きではないです。

●あらすじ。

アメリカの軍事製造大手であるスタークインダストリー社。そのCEOを勤める主人公であるトニースタークは新兵器のお披露目として中東の戦地に居た。花々しく披露される新型兵器。しかし、その道中で何者かによって拉致されてしまう。監禁され、新型の兵器を製造するように命じられるスターク。断れば殺されてしまう。その頃トニーは爆弾の破片によって心臓をやられていた。助からない運命。そこでトニーは心臓を助ける新装置を開発する。そして、脱出するためにトニーが開発しのたが人間兵器であるアイアンスーツであった。無事脱出したトニー。戦地の経験から、トニーは自社での武器製造を止める事を発表する。そして、トニーはアイアンマンとなり、戦うのであったが、、。

●感想。

まず社会を背負ってますよね。武器産業が社会を支えるアメリカ。そしてイラクやアフガンの戦争におけるアンチテーゼ的な世界観。本当に兵器を作っていていいのか?その兵器によって罪も無い人間が死んでいるのに、、。という事を問いかけるわけです。まぁ結局はアイアンマンも兵器である事に変わりはないわけですが、そして背後には利益を独占し兵器開発を進めようとする黒幕の存在がいるわけです。それを、コミカルなタッチと音楽で演出する。これぞハリウッド大作ですよ。まさに万人向けでありながら深い。トニーが自宅に帰って来て、新型のアイアンスーツを開発するシーンで登場するCGの凄さとかね。マイノリティリポート以来の未来感。アイアンマン全作に共通する事ですが、とくにかく自宅を破壊するというのが本作のコンセプトのようです。(笑)

で、敵がもの凄くリアルなんですよね。トニーの主張も正しいし、黒幕の主張も正しいわけです。映画では悪だけれど、現実世界に投影すればそれは正解かもしれないわけです。最後はやはりアメコミ風なんですが、この作品が妙だとな〜と思う点はアイアンマンがそれほど完璧な存在できない点ですよね。あくまで生身の人間が使う装置であって、これによって世界制服をする事はできない。それほど強くないんです。

で、本作のもう一つのポイントが秘書役で登場するペッパーの魅力ですよね。ペッパー役の(グウィネス・パルトローさん)が良いです。すいません主観です、、。40歳を越えているそうですが、この魅力。自分も会社を経営していたら、こういう秘書が欲しいと思わせる。日本語吹き替えの「岡寛恵さん」の声と相まって、ペッパーファンも多いのでは?

骨のあるストーリーにハリウッドお得意のVFXが組み合わさって、娯楽作品の完成度としては一級です。笑いもあるし、最後は手に汗握る展開。これぞ娯楽大作です。