いつもはファミマのカフェラテを飲んでますが、たまたま行ったローソンで「アイスカフェラテ新価格150円」につられて買ったらめちゃ美味かった。どうも@まめタンクです。いゃこれは神のイタズラか、今までずっと見て来なかった「宇宙戦艦ヤマト」の実写版「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を紹介します。


●あらすじ。

ガミラスの働きによって放射能に汚染された地球。人類は地下で生活していた。そんな時、宇宙から送られて来た謎の設計図。そこには放射能除去装置の事も書いてあった。人類は新造戦艦であるヤマトを作り、遠い宇宙であるイスカンダルに旅立つ事になる。ヤマトは地球を救う事ができるのか?

●感想。

「まず言っておきたい。本作をTSUTAYAで借りたんだけど、邦画アクションのスとウの行を探しても全然見つからなかった。仕方なく、検索端末で調べたら何と(邦画ホラー)に分類されておりました。まじか〜そんなに怖いのか。呪怨の隣に置いてありましたからね。でもある意味で本作を見るとTSUTAYAのマーケティング担当者の判断も名だと思います。」

「はっきり感想を言うと、面白い所は一個も無い。逆の意味で言えば面白くない事が面白いという逆転現象です。この主役のケビンスペーシーさんですか?これがまた見事にケビンスペーシーですよね。あだち充の主人公は顔がみんな一緒みたいな感じです。いつ(おいちょまてよ!)(ぶっちゃけ)ってうのかヒヤヒヤしてました。

「たぶん監督も言えなかったんだうろね。監督ジャニー喜多川とかじゃないとダメか。(笑)」

「で、本作ですが、ケビンスペーシーさんの起用はいいんですが、まず全てにおいて雑です。宇宙戦艦ヤマトが題材なわけですが、まったく別物ですよね。ヤマトの存在自体は100歩譲って許せるとしても、まずこの小ぢんまり感ね。」

「原作の漫画だと地球の地下には大量に人類が住んでいて、当然、ヤマトにも大量の人が乗ってるわけです。でも本作のヤマトは本当30人くらいじゃね?と思うほどの人数。少しネタバレになるけど。最終的に残るのが11人っていうね。しかも、物語の殆どが会議室みたいな場所で展開されるっていう、、。」

「原作にあった良いシーンが殆どカット。確かに、黒木メイサ演じる森雪。これが原作のレーダー担当から戦闘担当に変わった事はゆるせるものの、あのキスシーンは映画史に残るほど雑です。」

「で、残念だった点がガミラスとイスカンダルですね。ひじょ〜に申し訳ないですが、青男ことデスラーさんは本作では登場しません。これは謎なんですが、本作によるとイスカンダルとガミラスは表裏一体であるという説明。原作ではちゃんと機械として登場した放射能除去装置が概念的なものになってます。」

「これは少し気になった点ですけど、本作で佐渡先生を演じた高島礼子さんね。本編中でずっとネコと一升瓶を持たされているわけです。そこはいいだろっ!という話です。」

「余談ですけど、イスカンダルへエンジン切って落下するシーンもあれは、スタートレックのパクリです。」

「で、イスカンダルにあるガミラスの基地を破壊するために爆弾を仕掛けた室井慎次演じる真田志郎。これが手持ち爆弾みたいので破壊するんですけど、まぁ明らかなアルマゲドンへのオマージュ。テーマ曲もスティーブンタイラーですからね。えっそんな手持ち爆弾で破壊できるの?という驚き。」

「そして地球に帰って来ての名シーンである沖田艦長の雑な扱い、、。」

「ボクが一番驚いたのはラストですよね。地球が緑を取り戻し、平和な世界が訪れた。そして最後に黒木メイサ演じる森雪の元へママ〜と駆け寄る子供。戦闘中にやる事はやっていたケビンスペーシー。そして流れるエンドロール。見事なまでに感動しませんでした。」

松本零士はケミストリーの曲じゃなくて、こっちに文句を言うべきだろっ!と思ったのはボクだけじゃないはず、、。」