100年先まで完成しないと言われていた「量子コンピューター」が発売された。それは衝撃的な話で、何故に量子コンピューターが凄いのか?というと、例えば現在ネットで使われている暗号は解読不能なのではなく、現在のパソコンでは解読するために1000年以上かかるから、という理由だそうです。

つまり、不可能なのではなく現実的に不可能という話です。

本書は、量子コンピューターを中心にプログラムの成り立ちやコンピューターの仕組みなどを解説します。で、率直に感想を言うと非常に残念ですよね。ボクが知りたかったのは「量子コンピューターが叶える未来」であって、コンピューターの知識ではない。

本書で量子コンピューターに割かれているのは最後の1章のみであって、「量子コンピューターが発売されました凄いです!」くらいの話。

文系のボクにとっては、本編の専門的な用語は難しかったです。
あと、意図的に入る関西弁が何とも言えず読み難くかった。

竹内さんの本は嫌いじゃないけど、これだったらブルーバックスの方がいいです。

コンピューターと暗号などの歴史を知りたかったら面白いです。