最新作が夏に公開されるという事で最近、ミッション:インポッシブルシリーズをTSUTAYAで借りて見ています。ブルーレイ版が出ていて、当時は24インチくらいのブラウン管テレビで見ていた記憶があるので、フルHDのテレビと比較するとその映像美に驚かされます。

で、本シリーズの特徴として作品毎に監督が変わるというものがあります。1作目がブライアン・デ・パルマ、2作目がジョン・ウー。そして本作がドラマ「LOST」で知られるJ・J・エイブラムスです。

●あらすじ。

現場を離れ、結婚を決め婚約パーティを開いていたIMFのエージェント、イーサン・ハント。彼の元にある任務が来る。それきイーサンの弟子とも言えるIMFのエージェントが敵に捉えられ監禁されているといものだった。再び現場に戻るイーサン、そしてIMF内部に関わるある出来事と婚約者を中心に物語は進行していくのだが、、。

●感想。

このシリーズは共通して見せ場がありますよね。1作目で言うIMF本部でロープに吊るされるおなじみのシーン。そして2でのバイクのシーン。そして本作も見せ場があります。

ただ、本作が非常に残念な点は中身が薄い事です。1作目が割と語る映画だったのに対して、2作目以降はトムクールズのPVになってしまっている。本作は別の意味ではシリーズ最高のPVとも言えます。

本作には見せ場が3つあって、1つ目はバチカンでのロープのシーン。そして、CMでもおなじみだった、ミサイルの爆風で車に打ち付けられるシーン。そして中国のビルからダイブするシーンです。

で、本作が面白いな〜と思ったのが割と冒頭で「婚約相手が捕まる」というシーンを入れた事です。伏線で、後々そシーンの意味が分かるわけですが、007のカジノロワイアルみたいな感じです。

ただね、本作はある裏切り者を探すというストーリーを基軸にするわけですが、これがまぁ薄い。日本橋のサラリーマンかと思うほど影が薄い。これは敵の親玉もそうで、ダークナイトで言うジョーカーのように「うわ〜敵すげぇっ!」みたいな感覚はまったくないです。

PVとしては最高だけど、最後まで見て「えっこれって何の話?」と思いました。
ラビットフット(※本作でのキーアイテム)が結局は何か分からないまま終わるというね。ある意味でマクガフィンですよね。もし知りたければIMFに入職しましょう。(※本編引用)

まぁ誰が見ても面白いという点で良かったと思います。