ニコニコの夏野さんが「iPhone6Plus」の発表した時に「これは老眼ホンだ」と言っていた記憶があります。YouTuberでも、めぐみチャンネルの「めぐみさん」や「瀬戸さん」が時期iPhone6Sでは大型版ではなく、通常の6sである小型版を予約したといった動画が上げています。

Apple iPhone6 Plus
Apple iPhone6 Plus / haru__q


日本人からすれば、親指が端まで届く5インチ越えのiPhoneは使い難いですが、実は海外に目を向けると新型のiPhoneは過去最高の売り上げ台数を記録しているわけです。これはたぶん多くの人が知っていると思いますが、欧米の人からすれば、スマホはある程度デカい方が実はいいわけです。

それは、つまり日本語文化と英語文化の違いです。

例えば、日本人が「本」と入力する際にはフリック入力で「ほ」と「ん」を入れれば変換される。でも英語の場合は、これは「book」と入力する必要があるわけです。もし日本語入力で「book」と入力したら、「b」「o」「o」「k」と入力する必要があって大変なわけです。

iPhone 6 vs iPhone 6 Plus vs iPhone 5S
iPhone 6 vs iPhone 6 Plus vs iPhone 5S / Janitors


で、欧米の文化では基本的は入力は日本で言う英字キーボードなんですよね。iPhone5Sくらいの大きさであっても、あれを片手で入力する事は難しいわけです。話によれば、欧米では基本的にスマホの入力は両手だそうです。ブラックベリーの流れからそうですが、そう考えると欧米人にすればキーボードのサイズが大きくなる大型化は好都合なわけです。

よく、レビュー等で「6Plus用のアプリが出ない」なんて言われてますが、別にアプリが出る必要はないわけです。キーボードが大きくなって打ちやすくなればそれでいいわけです。

そう考えると、Apple的には「6」がアジア向け。「6Plus」が欧米向けと考えればもの凄く納得できるわけです。今回の発表で6c(iPhone5Sと同サイズ)が出なかった事を見ると、別に画面を大型化して全世界のユーザーから日本と同じ意見が出たわけではない事が分かります。

そももそ、欧米人向けのPlusを買って(画面がデカすぎる)といってるのは少し違う気もします。Plusの購入を検討されている方は、そもそも日本語入力用には設計されてない事を踏まえた方がいいと思います。