たぶん、10人のうち9人くらい「朝早く起きた方がいい」と思っているはずです。

朝メールをチェックするにしろ、勉強するせよ日本人の言葉として(早起きは三文の得)というものもあるように、朝活動する事は良い事だと思います。ただ大半の人は、早く起きれないのが現実です。

本書「「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!」その名の通り、朝4時半起きにすると良いよっ!という事を薦める本です。

ただ誤解しないで欲しいのは、朝4時半に起きるための本では無い事です。

本書で語られている事の大半が、「朝4時半に起きると、こんなに素晴らしい事があるよ」という事です。決して、こういう方法で確実に4時半に起きる方法が書いてあるわけではありません。

著者もそう言ってます。



●目次。

第1章 少しでも楽に朝4時起きをするには?
1.朝4時起きを楽勝にするための「割り切り」
2.朝4時起きを楽勝にするための「仕組み化」
3.自分の睡眠パターンを把握する
4.失敗した! というときはどうする?
第2章 そもそも私が早起きを始めた理由
1.早起きのきっかけ~挫折からの脱却!
2.メリットがあるから4時起きを続けられる!
第3章 4時起きで得した時間を仕事に活かす
1.ワタミで学んだこと、実践したこと
2.外資系コンサル会社で学んだこと、実践したこと
第4章 4時起きで最適なワーク・ライフ・バランスを!
1.「24時間仕事バカ」より「遊びが仕事、仕事が遊び」を目指そう
2.仕事を遊びに変えるための、ちょっとしたコツ
第5章 ワークとライフを上手に融合させる方法
1.手帳によるスケジュール管理
2.PC上のカレンダーも活用
3、その他のグッズ活用法
4.朝の準備も効率的に工夫する


●目次。

本書の半分は4時半起きの効能、そして中盤から後半では自身の仕事での経験を綴ってます。

まぁ正直に言って著者の経歴は別に興味無いです。

ホリエモンも経歴とかだったら多少は興味ありますけども。

ワタミに就職してしぼられたとか、外資系コンサルタント会社に転職したとか、そういった話が続きます。結果的に朝4時半に起きる事によって人生が好転したという結びですね。

冒頭にも書いたように言っている事は非常に正論です。

朝4時半に起きれば、8時に家を出なら3時間半も自由時間もあるわけで、英語を勉強したり本を読んだりするのに最適です。

外資系の経営者が早起きなのは割と常識ですし、できるビジネスマンの多くも早起きです。ただ、夜の11時に就寝するにしても、必ず10分や20分で眠れるわけじゃない。

不眠症で1時間経っても2時間経っても眠れない人も多いですし、朝が必ずしも爽快とも限らない。うわ〜今日も仕事か・・とかね。

(仕事で怒られる夢を見てパッと起きたら、7時半・・あ〜遅刻するっ!とかありがちな展開です。)

そういう方は素直に病院に行って睡眠薬なりを貰う事をおすすめしますが、本書は素直に綴られている反面、結構スパルタです。

余談として、後半の終わった予定をスケジュールに書き込んでいくという項目は面白かったです。

もし朝を活用したくて4時半に起きれる根性がある方は是非・・。